『「できる人」の話し方&コミュニケーション術』 箱田忠明 フォレスト出版

『「できる人」の話し方&コミュニケーション術』 箱田忠明 フォレスト出版


具体的なコミュニケーションテクニック集!

<概要>
本書は、コミュニケーションの重要性とそのテクニックが余すことなく記載された本です。

まず、何より気付かされたのが、「あなたの人生は他人が決めている」ということです。
というのも、「できる人=能力×コミュニケーション力」であり、その人が能力があるだけでは認められず、コミュニケーション力があってこそ、その能力を他人に認めさせることが出来るということです。「できる」と評価するのは他人だからです。

次に、具体的なテクニックとして覚えておくといいものを二つほど紹介します。
1つ目は、ロジカルな話し方のテクニックの「PREP法」です。
これは、話をする時に次の順序でするものです。
「Point→Reason→Example →Point」
これを覚えておけば、説得力のある話し方ができるはず。
2つ目は、相手を傷つけずに自己主張するテクニックの「DESC話法」です。
これは、話をする時に次の順序でするものです。
「Describe→ Explain→ Suggest→ Consequence」
まず、事実・状況を説明し、次にそれに対する意思・説明を加えます、そして、この段階で具体的な提案をし、最後にその提案の結果を示唆します。
この方法を使えば、ぎくしゃくしないで相手に自己主張することができるようになるはず。


<感想>
コミュニケーションの本としては、目新しい内容はそこまでないですが、コミュニケーションテクニックのまとめ本として大変参考になります。


<メモ>
・コミュニケーション能力=人間関係力+説得力+交渉力
・三好の獲得=好意、好感、好印象
・人は事実ではなく言葉に反応する
・人はあなたの話をみている
・好感を持ってもらう方法
① こまめに顔を出す→ザイアンスの法則
② 褒める→褒め言葉+理由
③ 雰囲気作り→明快肯素、楽しいふり、ミラートレーニン
④ 相手の重要感を満たす→重要、必要、すごい
⑤ 相手に触れる→ストローク理論、スキンシップ、マインドシップ
・ラポーを壊す原因
① すぐ否定する→肯定する
② すぐ話の腰を折る→認める
③ 上の空で聞く→アクティブリスニング
・セルフディスクロージャー
・質問技術【共感ゾーン】
① 趣味 ②共通の知人 ③共通の体験 ④事実の一致 ⑤共通の信条・信念
・ペーシング BMWを合わせる
① B ボディーランゲージ 姿勢
② M ムード 感情
③ W ワード パロッティング法 スピード&ボリューム
・ペーシングプラスワン
・イエステイキング法
・ミスをなくす方法
① メモをとる ②復唱する
・PREP法 (Point Reason Example Point)
・SDS法(Summary Details Summary)
・効果的な伝え方
① 断定的な表現を使う
② 短文主義
③ 発音にメリハリ
・アサーティブな主張方法 DESC話法(Describe Explain Suggest Consequence )
・7個の交渉テクニック
 ①突然変異法 ②既成事実法 ③引き延ばし法 ④ダメモト法 ⑤フェイント法
 ⑥同士討ち法 ⑦サラミソーセージ法
・駆け引きテクニック
 ①コバンザメ法 ②打ち上げ花火法 ③逆関節法
・反論克服法 CER法(Cushion Example Reason)
・ボディーランゲージ
 ①ビジュアルハンド ②上下運動繰り返し法 ③ストライクゾーンとホームランゾーン
・体全体のボディーランゲージ ゆっくり前に出る、きびきび後退
・3、3、3の法則
・「してよにっこり」